平成24年(2012年)4月25日(水)
平成24年度山形県立ゆきわり養護学校ホームページ校長挨拶【第1号】                 
ゆきわり養護学校ホームページへようこそ
今年度もよろしくお願いします


                              山形県立ゆきわり養護学校
                                           校長 齊 藤  隆


平成24年 4月25日 第一号
  − 今年度もよろしくお願いします −
  
  
ゆきわり養護学校は、本県唯一の肢体不自由教育を担当する特別支援学校です。

 今年度で、昭和57年の独立発足から30年を迎えることになります。30周年を記念して、児童生徒みんなで作った詞に曲をつけていただき「ゆきわりの花」という歌ができました。みんなで練習して、記念式典やゆきわり祭の時に歌う予定です。楽しみにお待ちください。

 4月10日に、小学部8名、中学部7名、高等部16名、合計31名の新入生を迎え入学式を終えました。入学式に合わせたように天気が良くなり、前日はちょっと寒かった体育館も穏やかな日差しを受け寒さを感じませんでした。もう少しで学校にある桜も咲くことと思います。焦らずに急がずに、子ども達と一緒に一歩ずつ生活を進めていこうと考えています。

 このホームページは、昨年度大幅にスタイルを変えました。皆さんに数多く開いていただけるよう、様々な情報を新鮮なうちに発信するように努めます。本校の教育活動について、皆様の様々な角度からのご感想やご意見をお寄せいただければ幸いです。

 5月3日、授業参観、PTA総会の前に、学校経営説明会を開催する予定です。今年度の私達の取組の方向についてお話をさせていただきます。多くの保護者の皆様の参加をお待ちしております。都合で参加できない保護者の方もいらっしゃると思いますので、説明の概要については、このページに載せたいと考えています。

 今年度も、ゆきわり養護学校の教育へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。 

 平成24年 3月7日 第十二号
  − 卒業式です −
  
  
卒業式が来週の15日に迫ってきました。卒業式の練習も始まり、卒業学年の教室にある「卒業まであと○日」の日数がいよいよ減ってきました。

 今年は記録に残る大雪でした。全国ニュースを見るたびに「肘折で4メートル」が繰り返されていて、「全国の人は山形全体が雪に埋まっていると思ってるだろうなあ。」と思いながら朝晩2回自宅周辺の除雪をする日が続きました。雪のために道路事情が悪い日も多く、登下校の送迎等も大変だったと思います。中高等部生徒の昇降口への道路も除雪が遅く、のぼりきれずに止まってしまうと大変という朝があり、急遽東校舎に回っていただき小学部の昇降口を使った時もありました。1シーズンに1回もないことで、今年の大雪の記憶になります。

 2月末に東北地区の校長会があり、各県の様々な状況を聞いてきました。大震災の被災については、少しずつ復興復旧に向かっている様子でしたが、福島の原発事故のその後については、汚染が見えないものであることもあり、これからも長く対応が続くようです。山形県には避難している方がたくさんいらっしゃいます。自分の仕事や都合でなく、他の原因で1年間以上離ればなれになっている家族、生活の困難さが想像できます。福島県の子どもも、保護者も、地域の一員としての教職員も大変なようです。そんな中での学校の存在、難しいものがあります。

 先日、今年度まとめの地域交流推進協議会がありました。今年度は、河崎地区、上山市南部地区民生児童委員の皆様からご協力をいただき、7月中学部の「七夕」から1月小学部の「だんごさし」まで8回の交流活動を行うことができました。延べ90人の方々から来校いただきました。ありがとうございました。(このHPの交流活動・地域交流のところをご覧ください。)

 大変悲しいことですが、中学部3年の冨樫一紗さんが、2月27日の朝体調が急変し亡くなりました。27日は高等部入学者選考の合格発表でした。一紗さんの受検番号もあり、この日はみんなで発表を見に行く予定でした。みんなと一緒に高等部で勉強することができなくなり、本当に残念です。朝教室におはように行くと、いつも顔の前で指を動かしながら車いすに座って朝の会を待っている姿が私の一紗さんの像です。3月1日のお葬式の翌日2日に全校集会を開きました。全員で黙祷し一紗さんのご冥福をお祈りしました。一紗さん、ゆっくりお休みください。

 15日の卒業式、16日の修了式をみんな元気で迎えられるようにしたいと思います。
 特に、高等部3年生は、本当に卒業です。元気で、はつらつと出発して欲しいです。
平成24年 2月8日 第十一号
  − だんごさし・心を育む学校給食週間 −
  
  
2月2日は大雪が降り交通が大混乱しましたが、節分の今日3日は、雪は降っていますが時折日も差しています。今回の豪雪も終わったようで一安心です。明日明後日は、どの家庭でも除雪、排雪に追われるのではないでしょうか。

 1月18日、恒例の小正月行事「だんごさし」地域交流活動がありました。本校のある河崎地区の方と上山市南部地区の民生児童委員の方々を40名近くお迎えし、幼小学部全員が参加して活動を行いました。山形放送のニュースやケーブルテレビ山形の放送でご覧になった方もいらっしゃると思います。
 準備は「縄ない」と「だんごまるめ」です。この日のために特別にとっておいていただいたわらを使った縄ないを見たり一緒に縄をなったり、赤や青のだんごを丸めたりして準備をしました。体育館に移動し、5つのグループ毎に、ゆでてもらっただんごを一緒にみずきにさしました。去年より大きなみずきで、事前学習で準備した様々な飾りも一緒に付け立派なものができあがりました。グループ毎に発表し写真を撮って、小学部等の廊下に取り付けていただきました。毎年行っていますので、6年生は6回目となります。これまでの地域交流活動でお会いしている方を見つけてニコニコしている子、自分から地域の方に働きかける子もいて、経験の繰り返しの大切さを感じました。
 毎年ご協力をいただいている河崎地区、上山市南部地区の民生児童委員の皆さんに感謝します。

 1月23日から27日までを「心を育む学校給食週間」として、「心を育む食 − 感謝の気持ちを大切にしよう」のテーマの下様々なことに取り組みました。
 この週間に行ったことは、
1 学年、学習グループ毎に感謝の気持ちや食について学んだことのまとめを作成し掲示

2 各学部毎に、献立を考えてくれる栄養士、おいしい給食を作ってくれる調理師、配膳をしてくれる寄宿舎指導員、みんなと一緒に食堂で注入等をしてくれる看護師への感謝の会を開催

3 好きな給食メニュー調査によるランキング発表と献立への取り入れ

4 授業で栄養や献立学習を学習している児童生徒からの「栄養バランスのとれた一食分の献立募集」と児童生徒作成献立による給食の提供

5 いつもは療育センターに戻り昼食を摂っている児童生徒の学校給食試食

6 給食に関わっている方々の写真とみんなへの一言の掲示

7 年代別給食の献立模型、食に関する図書、様々な魚など食材模型等の展示

8 保護者からの我が家のレシピ等の掲示

等を行いました。4の子どもが作った献立による給食は、10の応募でそのうち5つの献立が取り上げられました。学習と学校生活が一体となった取組で、食、健康を考える良い機会になります。今後も継続していきたいと考えています。

 いよいよ後1か月となります。まだ寒さが続きます。インフルエンザの流行等なく、今年度を終えられればと思います。

 平成24年 1月23日 第十号
  − 今年もよろしくお願いします −
  
  1月10日に3学期の始業式を行いました。年末にインフルエンザ流行の兆しというニュースがあったので心配していましたが、欠席も7名とそう多くなく、全員で正月のあいさつ「あけまして、おめでとうございます。」をして3学期をスタートしました。

 今日校舎を回って活動を見たところ、書き初めをしているグループが多くありました。先生と一緒に言葉を考え一緒に筆を持って大きく書いていました。近々掲示になることと思います。またじっくり見たいと思います。また、冬休みの出来事などお家の人と一緒に作った日記も各学級に掲示してありました。それぞれ普段の生活とは違う楽しい経験をしてきたようです。毎年繰り返すこの季節この地域でしか経験できないことは、これからの大きな力になっていくと思います。

 18日に小学部の「だんごさし」の地域交流活動が予定されています。この交流が終わると、そり遊び、節分などがあり、新入生を迎える準備や高等部の入学者選考、合格発表、卒業や進級をお祝いする学部や学級の活動と1年のまとめに入っていきます。3学期は、授業は45日間の短い学期です。始業式でみんなに話しましたが、風邪など病気をしないでみんな元気でこの短い3学期の学習に取り組んで欲しいと思います。
 特に、高等部3年生の皆さんは最後の3か月の学校生活になります。最後の期間の様々な活動に全力で取り組み、思い出に残る学校生活で締めくくりましょう。

 教員の方は、1年間のまとめに入りました。昨年度末から年度当初に作成し、区切り毎に評価し見直してきた指導計画等を、今の個々の活動の姿から評価し反省しています。保護者の皆さんにお願いした学校評価のアンケート(1月18日締め切り)と同じように、私達の1年間の仕事全体についても反省します。様々な評価結果を2月末に学校評議員の方々に提示しご意見をいただく予定です。保護者の皆様には、年度末の2回目の学校経営説明会で評価アンケートの結果等についてお伝えしたいと考えています。

 これからが寒さの本番になります。お子さんの健康管理はもちろんですが、朝晩は道路が凍結して大変危険です。学校や寄宿舎への送迎の際は充分お気をつけください。
 あと3か月今年度が続きます。みんな元気で卒業や進級を迎えられるよう、よろしくお願いします。
 平成23年 12月21日 第九号
  − 2学期が終わります −
  
 12月15日に高等部の地域交流活動がありました。河崎地区や民生児童委員の方が大勢来てくださり一緒に染め物づくりをしました。今年度本校で計画した交流活動は全部で8回ですが、これで7回目、あと1回来年1月の「だんごさし」を残すだけとなりました。これまでのご協力に感謝申し上げます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
 もう一つ、同じ日に今年もイオンのサンタクロースが学校に来てくださいました。山形南店の皆さんがサンタやトナカイに扮して、一緒に歌ったり、踊ったり、写真を撮ったりしました。たくさんのLED電飾や楽しいDVDのプレゼントもいただきました。毎年ありがとうございます。

 2学期は、みんなでありがとうの花をさかせた「ゆきわり祭」、修学旅行や校外学習、就業体験、居住地校交流、上山小学校との交流活動。楽しいこと大切なことがたくさんありました。それぞれが思い出に残るものだったと思います。各行事が滞りなくできたことは、子ども達それぞれの力の発揮と、保護者や地域の方等関係した方々の支援があったからこそ成功したことばかりです。本当にたくさんの方々にお世話になりました。支えていただいた全ての皆さんに感謝します。ありがとうございました。

 12月1日に公開授業研究会を行いました。今年度4回目の全校で取り組む授業研究会でした。今回は、特に、他の学校の先生からも参加していただき、私達とは別の視点からご意見をいただきたいと考え、初めて午前中2〜3校時の授業で給食なしとしました。短時間の学校になるので(送迎の都合で)欠席が多くなるのではないかと心配していましたが、保護者の方々のご協力により欠席も少なく、みんな揃った状態で授業を行うことだできました。午後からの研究協議、東京からお出でいただいた東先生の講演も全員参加で行うことができました。保護者の皆さんのご理解と送迎へのご協力に感謝申し上げます。この1日の研修を最大限に活かして授業を改善し、私達の専門性の向上(=子どもの成長)に努めていきたいと考えています。併せて、ご助言をいただいた郡山養護学校の齋藤先生、教育庁特別支援教育室のお二人の先生に感謝申し上げます。

 1月からは今年度のまとめの3学期です。高等部3年生の皆さんにとっては最後の3か月のゆきわりでの学校生活になります。最後の期間の様々な活動に全力で取り組み、思い出に残る学校生活で締めくくってもらいたいと思います。

 クリスマス、お正月と楽しいことが続きます。楽しい思い出づくりと共に健康管理をよろしくお願いします。1月10日、3学期の始業式で元気に会いましょう。
 平成23年 11月17日 第八号
  − ゆきわり祭が終わりました。そして、 −


 昨日今日と、「今年最低気温」というニュースが続いています。どんどん寒くなってきました。ラニーニャ現象という情報もあります。今年の冬は、例年以上に寒く大雪になるのでしょうか。私達にとっても、大震災の被災地の方々にとっても過ごしやすい冬になって欲しいと思います。

 11月3日(木)文化の日に「ゆきわり祭」を行いました。全校あげてゆきわり祭に向けた準備や練習の学習に取り組み、ゆきわり祭を学校生活の中心にしてがんばってきました。保護者の皆さん、ご家族の皆さん、河崎地区の皆さん、卒業生の皆さん、交流校の上山小学校の皆さん、大変たくさんの皆さんにお出でいただきました。また、普段はなかなか子どもの様子をじっくり見られないのでこの機会にということで、上山市の教育長さんや療育センターの事務局長さんや課長さん等からもお出でいただきました。準備したパンフレットが足りずに増刷するほどたくさんの方が来校してくださいしました。皆さんありがとうございました。

 ゆきわり祭では、今年も各学年や学級、学習集団毎に、本校の行事の特徴である「今一人一人ができること」を組み合わせた発表がありました。

 幼小学部では、
 ・ お話の展開の中で一人一人ができることや挑戦してきたことを発表するもの
  (「きらきらパーティーをしよう」「かがやいて!コンサート」「ビューティフルネーム」)
 ・ 浦島太郎やくるみ割人形を下にした発表
  (「おはなしあそび『うらしま』」「オペレッタくるみわり人形」)、
 ・ 校外学習の発表
  (「校外学習の思い出」)

 中学部では、
 ・ 1年生 部屋を大きく使ったゲーム
  (「みんなでとばそう!The巨大ゴムパチンコbyレインボーセブン」)
 ・ 2年生 花笠音頭、ゲームコーナー、ケーキ販売
  (「秋まつりだわっしょいU!!」)
 ・ 3年生 修学旅行のプレゼンテーションや思い出の発表、製品販売
  (「なかよしの森V)

 高等部では、
 ・ 1年生 大きなスペースを使ったゲームの店
  (「ゲームショップ『すまいる』」)
 ・ 2年生 就業体験で学んだことの発表
  (「はたらくってどんなこと〜就業体験から学んだこと〜」)
 ・ 3年生 修学旅行をテーマにした喫茶店
  (「Cafeマリンピア」)

 どれも日ごろの学習の様子や成果がよく分かる発表で、たくさんの方々が笑ったり、感心したりしながら見てくださいました。

 閉祭式では、実行委員長の高等部3年枝松君を中心に実行委員会が進行しました。まず、縦割り各グループ代表のありがとうメッセージの発表がありました。一人一人ありがとうの内容も相手も違っていて、子ども達の様々なありがとうを受け取ることができました。次に、ステージいっぱいの掲示「ありがとうの花をさかせよう」の発表がありました。小さなハートにかかれている一人一人のありがとうが全員分が集まった大きな掲示です。(今は、生徒会掲示コーナーに貼ってあります。)最後に、全員でテーマソング「ありがとうの花」を歌い、閉会宣言で今年のゆきわり祭の幕を閉じました。

 高等部3年生の皆さんにとっては最後のゆきわり祭でした。思い出に残るゆきわり祭になったことと思います。2年生の皆さんは、来年は中心になってゆきわり祭をリードしなければなりません。今年に負けないでがんばりましょう。
 子ども達も私達教職員も、達成感や満足感を持って終わることができた今年のゆきわり祭でした。みなさんありがとうございました。

 ゆきわり祭の高等部1年生ゲームショップ『すまいる』で、ゲームの賞品渡しの役をニコニコ笑顔でがんばっていた小川妙さんが翌4日の朝体調が急変し亡くなりました。楽しいゆきわり祭の直後の大変悲しいお知らせでした。7日のお葬式の後、8日に全校集会を開きみんなで黙祷し妙さんのご冥福をお祈りしました。20日は妙さんの16歳の誕生日で、その目前でした。16年のうち幼稚部に入学してから高等部1年までという長い間本校で学んできたことになります。妙さんの足跡を、私達ももう一度じっくり確かめ、これからの本校の教育に役立てるようにしたいと思います。
 妙さん、ゆっくりお休みください。
 平成23年 10月21日 第七号
  − もうすぐゆきわり祭です −
  
 また一段と寒くなってきました。日中日差しがあるときには窓を開けていますが、カメムシが飛んできます。ある職員は「今年はカメムシが多いので、雪が多いのでは。」と予想しています。当たらないことを祈ります。

 前号で書きましたが、今月6〜7日の高等部の修学旅行で全ての修学旅行が終わりました。大きく体調を崩して戻ってくるというようなこともなく、まずは無事に終了することができて良かったと一安心しているところです。これからも児童生徒の実態に合わせて安全第一に考えて計画実施していきたいと考えています。

 今週からは校外での学習もなくなり、11月3日(木)文化の日に行う「ゆきわり祭」に向けた学習が学校生活の中心になってきます。今は、各学級、学年毎に展示や発表の準備や練習をしているところです。

 高等部3年の枝松君を実行委員長に、放課後に集まって実行委員会を開き、ゆきわり祭を成功させようとがんばっています。19日には全校集会が行われました。実行委員会メンバーの自己紹介がありました。実行委員からテーマとテーマ曲の紹介がありました。今年度のゆきわり祭のテーマは、「ありがとうの花をさかせよう」、テーマ曲は「ありがとうの花」です。身体を動かして歌う歌で、みんな楽しそうに練習をしました。その後、閉祭式の説明がありました。去年は、大きな楽譜がステージいっぱいに掲げられましたが、今年もテーマに沿ったサプライズが用意されています。お楽しみに閉祭式まで参加いただきたいと思います。全体の会の後は、縦割り班に分かれて、お互いに自分たちが発表する内容を紹介し合いました。自分の発表することが分かって楽しそうに発表したり、違う学部の発表にも関心を持ち一生懸命聞いたりしている姿も多く見られました。

 「学校行事は子どもをつくる。」と言います。どの学校でも、子ども達が大きな行事に一つの共通の目的を持ってみんなで一生懸命に取り組み、その結果、より一層学校生活が充実していくということを繰り返しています。本校も同じです。子どもだけでなく、我々教員にとっても力量を高める大きなきっかけです。真剣にかつ楽しく子ども達と一緒に取り組んでいきたいと思います。

 今年も、高等部2年生の「『はたらくってどんなこと?』就業体験で学んだこと」のようなこれまでになかった内容の発表も含めて幼小学部から高等部までたくさんのグループの発表があります。河崎地区の方の作品展示や卒業生がお世話になっている施設の製品販売等もあります。午後からはPTA主催のバザーも予定されています。

 皆さん、ぜひ、ゆきわり養護学校「ゆきわり祭」にお越しください。そして、子ども達の学習の成果をご覧ください。
 平成23年 9月26日 第六号
 − 前半が終わります −

  
 もう9月も終わろうとしています。今年度の前半が終わることになります。いったん涼しくなった気候もまた残暑が厳しくなり、先週は全国で運動会練習中の学校での熱中症発症がニュースに流れていました。今週は予報どおり涼しくなりました。寒く感じるくらいに一気に涼しくなり、この時期の体調管理は大変です。

 2学期が始まってからこれまで、小学部、中学部の一つの修学旅行が無事終わり、中学部のもう一つと高等部の修学旅行がこれからです。終了した二つの修学旅行同様に、みんな元気で活動できるようになることを願っています。児童生徒の実態に合わせて、集団全体として健康で安全に実施できる修学旅行ということが本校の大きな課題でもあります。今年度は特に、大震災や原発事故等で、昨年度から検討に検討を重ねてきた計画が実施できないということもありました。医療的ケアや緊急時の対応等で、保護者の皆さんからの協力もいただきました。ありがとうございました。これから実施の学部でもよろしくお願いいたします。4つの修学旅行が全て終わってから、震災等への対応のための計画変更のことも含めた反省が必要と考えています。

 19日は敬老の日でした。敬老の日を機会とした老人福祉週間で、上山市にある養護老人ホーム「長寿園」で一日園長をしてきました。場所は違いますが、おじやおばの顔を見に何回か同様の施設に行った時はありましたが、今回のように長い時間居たことはありませんでした。「昔の話」という依頼だったので、私の父、母のことや小さい時の話をしてきました。大きく学校と違うのは、私語がないことと身体の動き(ざわつきのような)がないことです。静かな雰囲気で、自分の話のつまらなさが大きな原因とは思いますが、とても驚きました。9月生まれの方の誕生会・昼食会もあり、器楽合奏や歌、踊りなど、日ごろの練習の成果をみせていただきました。皆さんとてもまじめに取り組んでいらっしゃるということにも驚きました。学校だと流れにもう一つ乗れない子、関心が別のところに向いていて適当にやっている子などがいますが、長寿園の皆さんは、とても真剣に取り組んでいるというのも驚きでした。これから老人になる自分としても学校の教員としても、とても考えさせられることの多い経験でした。長寿園の皆さん、ありがとうございました。

 これから今年度の残り半分が始まります。夏から秋、秋から冬と、2学期は季節の変わり目が2回あります。体調を整え、みんな元気で、楽しい学習に取り組めるよう、学校でも健康観察や健康管理に充分気をつけていきたいと思います。
  平成23年 8月25日 第五号
 − 1年も経ってしまった −

  
 昨日まで横浜市で開催された「第54回 全国肢体不自由PTA連合会総会およびPTA・校長会合同研究大会 神奈川大会」に参加してきました。とても長い名前の研究大会ですが、昨年度ゆきわりが主管校となって開催した大会と同じ会です。もう、1年も経ってしまいました。
 昨年の大会で実行委員長を務めてくださった會田前PTA会長が、連合会から感謝状をいただきました。今回は、都合をつけていただき、會田前会長本人が開会式で直接感謝状を授与されました。會田さん、それに、昨年度運営スタッフとして仕事をしてくださった皆さん、お疲れ様でした。感謝状はPTA会報に載せていただけないかなと思います。
 昨年度は、東北・北海道地区に担当が回ってきて、その中で順番から山形県が担当。山形県には本校1校しかないので、ゆきわりが主管となりました。今回は、関東・甲越地区担当で、神奈川県担当。神奈川県だけで肢体不自由教育校が14校もあります。主管は麻生養護学校という学校でしたが、何もかもスケールが違う大会でした。昨年度は、山形県を除くと400名くらいの参加者で、今年は神奈川県を除くと500名。加えれば800を超す大きな会でした。県外者100名の差は大きいのですが、今二つの会を比べてみると、山形にもよく大勢お出でいただいたなというのが実感です。1校担当ということがデメリットではなく、メリットとして働いたのが昨年度の大会だったと思います。コンパクトであったから、自分たちの企画どおりにしっかりとできたとも考えられます。改めて充実感のようなものを感じました。運営という裏側も知ったため、いろいろな面が「見える」大会で、参加しておもしろい大会でした。
 私は3回続けての参加となりました。1回目の宮崎大会は、次に主管する学校として運営の仕方を学ぶ目的で、中身は関係ありませんでした。昨年度は、自分たちが運営する立場でしたので、中身よりは計画どおりに進めることだけに集中していました。今年は、理事として壇上に座るというような形式的なことを除けば、中身に入ることができた大会でした。特に分科会は、同行した蒲生PTA会長も「初めて分かったことがたくさんあった。」、「ほかの学校の事情を知ることができた。」とおっしゃっていましたし、會田前会長も「様々なことが分かって良かった。」とおっしゃっていました。私も同様の感想を持ちました。
 大会を行うには1県1校のメリットがありましたが、肢体不自由教育校のPTA活動等について日常の情報交換や事例収集では相手がいないデメリットがあります。いくらすばらしいことでも、地域の実情や仕組みの違いで直ぐ取り入れることができないこともあります。しかし、情報を交換したり収集したりするためには、こういう大会も必要です。今年度は、震災の影響で北海道岩見沢で開催予定だった東北・北海道での合同会がなくなりました。他校PTA活動等についての情報を仕入れる機会としては、今年度の神奈川大会は唯一の大会でした。今回収集した情報が、蒲生会長中心に何かを見直すきっかけになればと思います。
平成23年 7月19日 第四号
 − 1学期のまとめです −

  
 運動会が終わってから、校外学習が本格的になりました。行き先は、霞城セントラルの中の産業科学館、リナワールド、修学旅行の事前学習として本番で宿泊するホテル、進路の学習で各地の事業所、大きなプールのあるジャバ等、年間計画に基づいて、各教育課程に応じた場所で、様々な直接体験をしています。毎日のようにゆきわりのバスが走っています。
 また、学校のプールを使った活動も最盛期に入っています。とても早い梅雨明けで、暑い日が続いていますので、プールにはぴったりです。これからも事故のない安全なプールの活動を続けて行きたいと考えています。

 今回は、7月になって今日まであったことをまとめてみます。

 1日に、29回目の創立記念式を行いました。昭和34年に県立ゆきわり整肢学園に置かれた山形市立蔵王二小、蔵王一中の分教室から始まり、様々な変遷を経て、昭和57年に今の「ゆきわり養護学校」になってから29回目となります。当日の式辞でも言いましたが、詳しいゆきわりの歴史は来年の30周年記念にすることにしました。蒲生PTA会長さんからは、今在籍しているみんなが歴史を作っていくというお話をいただきました。今どういう学校生活をしているかが問題です。絶えず振り返り改善しながら、新しい歴史を作っていきたいと思います。
 来年の30周年記念をめざして「ゆきわりのうた」を作っています。今回の式典のアトラクションで演奏していただいた「トリオ アラモーレ」の方にお願いして、曲を作っていただきます。歌詞やリズム等は、委員会活動で在校生に呼びかけたりや音楽の学習で学んだことを活かしたりして作っていく予定です。みんなで歌いたいことばが集まって、アトラクションの前に、委員会から、その集約の発表がありました。着々と進んでいます。

 8日に、高等部2年生の就業体験報告会がありました。先月末に高等部2年生が行った一般企業や福祉事業所等での体験を発表する会です。PTAの会で、「学校の進路指導がどういうことが行われているのか、その学年にならないと分からない。情報を出して欲しい。」という指摘がありましたので、今回も保護者の皆さんにもお知らせをし、20名位の参加をいただき開催しました。2年生の発表も体験が自信となって現れていましたし、1年生や中学部3年生も真剣に発表を聞いていました。発表の後の各事業所の担当の方からの事業所紹介も短時間の中で、様々な特徴を知ることができ、進路指導の研修としても有効な機会になったと思います。これからもこういった機会を保護者の皆さんにお知らせして情報提供、研修の場としていこうと考えています。

 13日には、授業研究会Vがありました。今年度は、研究推進部が中心となって、お互いに参観し話し合える授業研究会を提案してきました。これまでT〜V3回の授業研究会を行いました。年度当初の学校経営説明会で、「授業研究会を全校体制で行うために、年に何回か給食ありで午前授業の日を設けること」を保護者の皆さんにお願いしました。それがこの授業研究会の日です。まだまだ少ないのですが、他校の先生からも見ていただくことができましたし、校外の助言者からのご指導をいただくこともできました。
 最後の授業研究会Wは、12月1日行う予定です。これは、T〜Vをまとめて今年度で一番大きな授業研究会にしたいと考えているところです。これまでの取組については、このHPに概要のページがありますので、ご覧ください。

 居住地校交流も始まりました。山形市立鈴川小、山辺町立山辺小、上山市立南小、天童市立長岡小との1回目の交流活動が終わりました。交流先の学校には様々な配慮を加えた活動を用意していただき、どの交流活動も楽しくできたという報告を受けています。20日に予定されている上山小での交流活動で、1学期はおしまいになります。お互いの学校のカリキュラムを尊重し、お互いに無理にならないように話し合いながら、これからも続けて行きたいと考えています。

 今年は、去年のように全国大会の主管等がない普通の夏休みです。30日(土)に、一昨年まで行っていたPTAの環境美化活動(校舎内のペンキ塗り)を実施する計画が総会で決まっています。保護者の皆さんと一緒にきれいな学校にして、2学期のスタートを迎えたいと思います。

 例年より早い梅雨明けと同時に猛烈な暑さがやってきました。今年は27日が終業式で28日から夏休みに入ります。
 皆さん、健康に注意して、楽しい夏休みを送ってください。
 
 平成23年 6月10日 第三号
 − 再チャレンジの運動会 −

  
 6月4日(土)に、1学期学校生活のメインイベント、運動会が終わりました。たくさんの保護者の皆さん、ご家族の皆さん、交流校の上山小学校の4年生の皆さん、地域の皆さん、卒業生の方々、旧職員の皆さん、ご声援ありがとうございました。

 5月の最終週末は、肌寒さと暑さがいきなり変わり、寒暖の差が激しさからか体調を崩している人が多く、20人の欠席があった日もありました。欠席が多い日が続いて心配していたのですが、運動会当日は、前日よりも欠席も少なく、最高気温28度という予報でしたが、そう暑く感じない中で、実施することができました。県内の特別支援学校では、5月中旬から運動会が始まっていますので、特に早い学校でないのですが、今後の暑さを考えると妥当な時期かなとも思います。

 本校の
運動会の特徴は、一人一人の障がいの状態等に応じるということです。2年前まであった個人競技だけが一人一人に応じるとのではなく、団体(縦割り班:幼小中高による縦割りチーム)種目の中でもそれが可能ではなかというのが私達の考え方です。
 この考えに基づいて考えたのが、昨年度から始めた団体種目T「ボール運びリレー」です。ボールを運んでかごに入れ、戻ってタッチという基本は全員同じです。でも、ボールは、材料や大きさ、重さ等一人一人違います。ドリブル、鞄に入れて、ぶらさげて、手に握って等運び方も様々です。かごへの行き方も、距離も様々です。みんな違うけれど、みんなで協力して行う競技です。
 今年度は、団体種目U「めざせ!ゴールドゾーン」を、リニューアルしました。何年か前から、工夫に工夫を重ねて改良してきた競技ですが、各色のゾーンが同心円で会場を広く確保するために、競技している人も見ている人もゴチャゴチャして分かりにくい、見にくいという声がありました。今年度は、横に帯状に各色のゾーンを設けたので、ボールを手放すときの様子や、色の縞模様の上を転がる自分や友だちのボールの行き先がよく見え、何をしているかが分かりやすくなりました。大成功の改良と思います。いかがだったでしょうか。

 「全力でがんばろうAKA!」のスローガンで、高等部3年生の枝松君中心にがんばった赤組、「Victory ゴールを目指して勝利をつかめ!」のスローガンで蒲生君中心にがんばった白組。団体種目Uで大きく差がついてしまったようですが、各組とも応援団だけでなく、高等部の生徒のがんばりが目立った運動会でした。共に活動した縦割り班の活動を、これからも続けて行く予定です。この調子で小中学部の友だちをリードしてゆきわり最後の学部の生活を充実したものにしていって欲しいと思います。

 昨日(7日)は30度を超える気温でした。13日からは、いよいよ
プールの学習が始まります。みんな大好きなプールです。健康管理をしっかりして、精一杯水の活動を楽しむことができるようにしていきたいと考えています。
 平成23年 5月23日 第二号
 − 学校経営説明会 −


 5月3日に開催いたしました学校経営説明会には、大変たくさんの保護者の皆様にお集まりいただきありがとうございました。ご家族やご夫婦も含めて90名近くでしたので、8割に近い方々の参加をいただきました。改めて感謝申し上げます。
 参加できなかった方もいらっしゃいますので、説明の要点を載せますので、ご一読ください。(後日お渡しした学校要覧、資料等を併せてご覧ください。)

1 今年度の人事異動について

 板垣事務部長と介助員の稲毛先生は定年退職、小学部主任の東谷先生はご都合で退職され、後進に道を譲られました。転出は、19人となりました。大変大きな人数の異動ですが、本校では例年並みです。また、転入は25人です。
 今年度の異動では、小中学校から6人の教諭が転入したということが特徴です。特別支援学校間の異動だけでなく、専門性を保ちながら外の血を入れるということは、学校という組織にとっては大切なことと思いますので、新鮮な発想が数多く出てくることを期待しながら、新しいスタッフと一緒にがんばっていきたいと考えているところです。

2 職員と在籍する子どもの数について

 教職員数ですが、平成22年度も平成23年度も先ほど申し上げましたような教職員の大勢の異動があり、非常勤等の職員17名も加えて、142名のスタッフとなりました。教育職員については、学級増に伴い教諭が3名増となっています。
 子どもの在籍は、4月11日の入学式で、小学部10名、中学部7名、高等部15名、合計32名の新入生を迎え、総勢119名の子どもと共に、新しい年度のスタートをしたところです。昨年度の4月1日に比べると、2名の増となっています。

3 学級数等について

 昨年度から、高等部の重複障がい学級も、小中学部と同じように3人で1学級を認めてもらいましたので、3学級から7学級増えて10学級と大幅増になりました。その分教員も増えて、高等部の体制が大きくなりました。今年度は、さらに増えて11学級となりました。
 21年度までは、認められた学級と違う学習集団にも学級という言葉を使っていて混乱していたところもあったので、昨年度から、県教育委員会から認められた学級をはっきり学級として表示し、その後、保護者の皆さんと相談して作っている個別の指導計画等にあわせて学習集団、グループを作って学習することにしました。今年度も、一人一人の課題に応じて集団を作り学習していくことは、これまでと変わりありません。
 また、小学部では、複数の学級・学年でグループを作り、昨年度までとはまた違った学習のスタイルを作ることとしています。個々のお子さんの課題に、学級、学年、指導者の数等を合わせて考えグループを作って学習するというものです。中学部や高等部でも、昨年度までと同じように、1つの学級が様々な学習グループに分かれて学習したり、合わさって学習したりということがあります。

4 高等部卒業生の進路先について

 3月の卒業生は12名でした。12名に進学はいませんでした。施設等入所1名は、センター入所継続の卒業生です。作業所等10名は、山形市にある「県リハビリセンター」「ワークポケット」「まある」「向陽園」「いきいきの郷」「わたしの会社」「上山市のここあハウス」、天童市の「のぞみ光の家」、南陽市の「花工房」「南陽の里」、新庄市の「さくらはうす」の利用です。曜日等により複数の施設を利用している卒業生もいます。これから、卒業生がお世話になっている施設を訪問する予定です。

5 学校経営について(学校要覧をもとに)

 
(1) めざす学校像について

  昨年度変えて取り組んだばかりの目標で、達成していないことから、今年度も、引き続き取り組んでいくことにしました。
  最初に私達のめざす学校の像を、以下のように掲げました。
   
1 子どもにとって :「早く行きたくなる学校」=楽しい学校
   2 保護者にとって :「入れて良かった学校」=信頼される学校
   3 地域にとって  :「ここに在って良かった学校」=センターとしての学校

 の3つとしました。

 
(2) 学校の教育目標について

  大きなU番、今年度の学校の教育目標を、「伝えることができる人を育てる」としま した。これは、保護者の皆さんと話し合って決める個別の指導計画や授業の個別目標等 の内容に、必ずと言っていい程、その子その子に応じた「伝える」という内容が掲げられていたからです。私たち自身が課題として捉えている「伝える」ということをキーワ ードとして目標に掲げたところです。
 「伝える」という力については、卒業した段階で、「一人一人が自分の考えや気持ち、選択などを自分のできる方法で、相手に伝えることができる力」と考え、この力を育てていくことを私たちの目標としました。

 
(3) 私たちの基本的な姿勢について

 これまでの校長が掲げた「子ども一人一人の生命に畏敬の念をもち、丁寧な指導を」 を共通の心構えとしてもつことや、「ゆきわり力=子どもの見えにくい成長を発見でき る教育力」を私たちの基本的な姿勢として載せました。心構えを確実に私達がもつこと、また研修を充実し「ゆきわり力」を高めていくことにはこれからも引き継き取り組んでいきたいと考えています。 
 
 
(4) 経営の重点

  3つのめざす学校像を実現するために、どんな取組をがんばるかをまとめ、重点としました。

  
@ 子どもにとって「早く行きたくなる学校」=楽しい学校について

 ・昨年度から始めた「子どもが分かりやすく見通しをもって生活をしやすい3学期制の学校生活」づくりに引き続き取り組んでいきます。
 1学期に運動会、夏休みがあって2学期。2学期にはゆきわり祭、冬休みがあって3学期は修了式や卒業式のように、大きな行事と区切りの休みで分かりやすくしました。その間に、各学部最高学年の修学旅行や高等部の就業体験等が入ってきます。大きな行事がなるべく重ならないように、一つの目標に向かって生活し、楽しいことが終わったら今度はこれと、次の目標に向かえるように学校生活を組み立てていきたいと考えました。そのために、授業を、行事や季節、長期休業等の関係から再度考え、子ども主体の3学期の学校生活を進めていきたいと考え、学期制の学校生活を担当する部署、学校生活企画部を新しく設けました。
 ここでは、運動会を見直し、これまでの個人種目にかえて、子ども一人一人に応じたやり方で、小中高一緒の縦割りグループで取り組む新しい形の団体種目を考えて行いました。保護者の皆様からのアンケートでも様々なご意見をいただきました。もちろん職員からも様々な意見が出ました。それらを受けて、今検討を 加えて、また新しい種目を考えているところです。今年もまた変わりますが、参加しての感想等をいただきたいと思います。

 ・縦割り活動や体験活動の充実です。せっかく年齢幅のある子どもが学んでいる学校ですからそれを活かして、人数の少ないところをカバーしたり、リーダーとして活躍する場面を作ったりできる縦割り活動を充実させていきたいと考えています。児童生徒会活動等も全校的な取組としていきたいと考えています。運動会が終われば、毎日のように校外学習が予定されています。公共交通機関を使う学習もあります。様々な経験を積ませたいと考えています。
 また、昨年度一部の保護者の皆さんから居住地校交流についての要望書をいただきました。学校としては、1人だけ何回もではなく、希望する方の交流活動が実現するように、対象が増えていくように考えています。4月末に、今年度新しくお願いする学校や校長先生が替わった学校にお伺いして、説明とお願いをしてきました。どの校長先生からも快く了解していただきました。お互いの教育課程を尊重して、無理なく、一緒にできる活動を見つけるということで協力していく予定です。

 ・授業の改善、私達の指導力の向上についてです。保護者の皆様と話をして個別の指導計画を作ることはこれまでと同じですが、せっかく作ったものをもっともっと活用して指導に当たっていきたいと考えています。
 また、授業をお互いに見合ったり、他の学校の先生方からも見ていただいて意見を交わしたいと考えています。午前だけの授業になる日がありますが、午前中に授業をみてもらい、午後から研究会に充てたいという計画です。お子さんが学校にいる時間は短くなりますが、私達が指導、授業を改善するための大きな機会と考えていますので、ご協力お願いいたします。

  
A 保護者にとって「入れて良かった学校」=信頼される学校について

 ・まずは、安全です。事故の未然防止が中心になります。私達は、ヒヤリハットの集約に取り組んでいます。集約したものを、職員用に知らせています。自分だけでなく周りからみてハッとしたことヒヤリとしたこともたくさん集めて、気をつけるポイント等を私達が共有していきたいと取り組んでいます。このことで、大きな事故、本物の事故が起きないようにしていこうと考えています。
  一人一人のお子さんの緊急対応等についても、保護者の皆様から情報をいただき、個別にマニュアルを作り、安全に生活できる学校をめざして取り組んでいるところです。

 ・今回の大地震の体験から、緊急時の対応案等が実際に使えるかどうかを検討し、対応策を講じていく取組を始めるということです。お子様の緊急時対応のマニュアルについても、詳しすぎて使えないというようなことがないかどうかも含めて、使うという点から見直していきたいと考えています。

 ・学校の様子をどんどん発信していきます。私の校長挨拶も、1年目は7回、去年は9回でしたので、今年度は10回更新できるようにします。

 ・進路指導について。関係機関との連携を密にして保護者の皆さんと歩調を合わせながら、将来の社会参加への支援をしていきたいと考えています。昨年度も高等部の進路指導の授業で外部の方が来てくださる機会を、保護者の皆さんにも提供しました。高等部になってからだけでなく、小さいうちから進路について考える機会を作っていきたいと考えています。

 ・私達の研修です。授業、指導だけでなく、健康面等も含めてお子さんの学校生活にかかわる内容について研修を充実し、中身で信頼される学校にしていきます。

  
B 地域にとって「ここに在って良かった学校」=センターとしての学校について

 ・本校は、本県に1校だけの肢体不自由特別支援学校です。このことを積極的にアピールして、県内の肢体不自由特別支援学級や重複障がい教育についてのネットワークづくり、その中心になるように取り組みたいと考えています。早速5月18日に学校公開を行うことで、今準備に取りかかっているところです。

 ・まずは、学校のある上山地区を中心とするこの地域の学校や幼稚園保育所から、ゆきわりの持っている力をどんどん使ってもらって、上山にゆきわりがあってよかったと思っていただけるようにしていきます。

 ・様々な教育相談に対応していきます。本校には、これまでの経験や研修から、肢体不自由に限らず様々なニーズに対応できるマンパワーがあります。組織として多様なニーズに応えられるようにしていきたいと考えています。

  
C その他のこと

 ・昨年度配置になった校務用パソコンの活用で、事務的な時間を減らし授業にかかわる時間を確保できるようにしていこうとする姿勢を掲げました。情報の管理を徹底しながら、使い方に慣れていき、使いやすいものにしていくことに担当中心に取り組んでいるところです。

 ・来年本校は創立30周年を迎えます。このときまでに、楽しいときや全校集会等で歌える歌をみんなで作ろうという取組を始めています。歌詞と一部リズム等みんなでできるところはみんなで、プロの方にお願いするところはお願いして作り、来年の記念の式や会などで、みんなで楽しく歌いたいと考えています。

 おおまかに以上5つが、先日の学校経営説明会でお話しさせていただいた内容です。このことを基本に、今年度のゆきわり養護学校を運営していきたいと考えていますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。 

 6月4日(土)は、本校の運動会です。
 子ども達へのご声援をお願いいたします。
平成23年 4月21日 第一号
 − 今年度もよろしくお願いします −

 3月11日の東北地方太平洋沖地震から数日間の「電気がない・食品がない・ガソリンがない」暮らし。ただでさえ暗い気持ちになっているのに、寒いだけでなく雪が降るなど天気までも追い打ちをかけて…………。大きな被害のない山形に居てもこんな気持ちでしたから、家や学校、町全体、最愛の人も。津波が襲った地域ではどんなものだったのか。すべてがなくなってしまった方々がどんな気持ちで生活しているのか。「立場になって考える」ことも難しいと思いました。普通の生活をする大切さと難しさ、普通の生活を支えていることや物への考えの浅さと甘さを痛感しました。
 まだ続いている大きな余震や長くなりそうな原発事故による放射線の影響等への対応について、再度考えているところです。特に、震度5や6以上になったときの職員の配備計画やお子さんの安否確認を含めた情報収集の方法等に絞って検討しているところです。
 今回の地震では、幸いなことに本校在籍のお子さんやご家族の方々に被害はありませんでした。家屋の被害等もなかったようです。ガソリン等の値上がり傾向はありますが、夜中から並ばなくても買えるようになりました。スーパーなどにも地震直後はなかった商品が揃ってきました。コンビニも地震前に近づいています。まずは普通の生活ができる状況です。
 しかし、まだまだ普通の生活に戻れない地域がたくさんあります。東北地区の肢体不自由特別支援学校校長会でまとめた11日現在の東北地区の資料があります。幸いに亡くなった方はいませんが、自宅が全壊して住む場所がない7名、壊れたがなんとか住める14名、原発事故で避難指示13名、入院施設の被災で転院9名、災害のため入所施設から転園13名等、50名弱の子ども達が罹災しています。また、郡山養護学校は現在も避難所となっており、140名程度の方々が学校で生活しているとのことです。(最高260名)早く普通の生活に戻ることができるように、間接的にでも各々ができることを考え実行したいと思います。
 このように、東北地方の肢体不自由特別支援学校ではまだまだ地震の影響がありますが、ゆきわり養護学校では、4月11日に予定どおり小学部10名、中学部7名、高等部15名、合計32名の新入生を迎え入学式を終えることができました。こういう時期だからこそ大変うれしく思います。日本中が忘れられない年となるだろう平成23年に卒業し、そして入学した32名です。式で話したように、友だちや先生と一緒に、元気に、仲良く、楽しく、そして、しっかり勉強して欲しいと思います。

 5月3日のPTA総会の前に、学校経営説明会を開催する予定です。今年度の私達の取組の方向についてお話をさせていただきます。都合で参加できない保護者の方もいらっしゃると思いますので、説明の概要については、昨年度と同様に、次回のこのページに載せたいと考えています。

 今年度も、ゆきわり養護学校の教育へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。 
 
  平成23年2月14日(月) 第9号
− いよいよ卒業式 −
  
今シーズンの雪は、1回降ると絶え間なく続くというような降り方で、一気に積もってしまった感があります。ここ数日気温が上がり、お日様が見える時間も増えてきました。日も長くなってきて、雪もとけてきましたが、まだ2月。もう少し油断しないでいたいと思います。

 先日、高等部の進路ガイダンスを行いました。県内各地のサポートセンター等8事業所から9名の担当の方が来校くださり、高等部の生徒の質問に答えていただきました。せっかくの機会ですので、保護者の方にも参加を呼びかけました。今回は1月のPTA役員会で「色々な研修の機会を」という声がありましたので、小学部高学年・中学部の保護者の方々へも呼びかけました。たくさんの保護者の方々の参加もいただき、有意義な進路学習の授業となりました。保護者の方々も勉強になったのではないかと思います。進路について考えるのは、高等部に入ってからや卒業間近になってからでは遅いということで、広く呼びかけたいという私たちの考えと、研修を希望する保護者の方々の考えが一致した企画でした。これからも様々な機会を提供していきたいと思います。

 18日には、高等部の入学者選考があります。前後に小学部の一日入学や中学部の学校説明会も予定されています。学校は、来年度の準備に入っています。25日(金)には、学校経営説明会があります。今年度の学校の取組についての反省や課題を保護者の方々に報告します。保護者アンケートの結果についてもお話しさせていただきたいと考えています。

 「あと20日」高等部3年生のある学級の黒板に掲示してあります。卒業式までの授業のある日の日数です。毎日少なくなっていきます。高等部3年生は、あと20日でゆきわりでの生活が終わりになります。これからは、それぞれが選択した進路に進みます。しっかり学校生活をまとめて、着実な次の一歩を踏み出してもらいたいと思います。

 3月15日(火)。いよいよ卒業式です。
 平成23年1月21日(金) 第8号
− 今年もよろしくお願いします −
  
 11日から始まった3学期も1週間が過ぎ、本来の学校のペースになってきました。現在、本当に少しですがインフルエンザによる欠席があり、全員で感染の拡大防止に当たっているところです。

 今年は卯年。「ウサギのように跳躍を」新年ですから縁起の良いたとえで明るく計画を考えるのが普通なのですが、やっぱり思い出してしまうのが「ウサギとカメ」です。「カメのように気を抜かず確実な努力を。」「ウサギのようにはならないで。」等と、小さい時から言われてきたような気がします。知らず知らずのうちに、「人生カメがいいのではないか。」と思うようになっている自分に気がつきました。正月によく聞いた「ウサギのように跳躍を」が、しっくりこないのは私だけでしょうか。今年のゆきわりは「ウサギ=飛躍の年に」をめざすべきか、それとも「カメ=着実な歩みの年」をめざすべきか。大きく迷うところです。

 今日、30名を超す上山南部地区の児童民生委員の皆さんや河崎地区の皆さんから本校にお出でいただき、小学部の子ども達と「だんごさし」の交流活動がありました。五穀豊穣等をお祈りする小正月の習俗ですが、ゆきわりでは15年以上前から、地域の方々の支援をいただき、交流活動として行っている行事です。どの子もとても楽しそうな笑顔で活動していました。各学年の側の廊下に、だんごや飾りがたくさんついたきれいなだんご木が飾ってあります。みんなが元気で、実りの多い1年になること間違いなしです。お出でいただいた民生児童委員、地域の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 今、「心を育む学校給食週間」として様々なことを行っています。図書等の紹介、年代毎の献立モデルの展示、好きな給食ランキングを取り入れたメニュー、調理の方等からの一言掲示、写真による給食ができるまでの紹介、センター入所児童生徒の給食参加、各ご家庭から紹介いただいたのレシピ紹介、魚の剥製の展示等です。今年度は、そうしたことに加えて、家庭科や保健体育等の学習の成果を活用した生徒作成の1食分のメニューによる給食も行っています。ちなみに今日は、高等部1年生が考えた「ごはん、たらの煮付け、あずきかぼちゃ、おみづけ、とうふのみそ汁」で、「バランスよく野菜もとれて、体もあたたまるようにと考えました。」というコメントがありました。好きなものをあげるだけではなく、1食分を考えることも、食の大切さを考える良い経験になるのではないかと思います。

 3学期は、短い学期です。元気に登校し、しっかり1年間の学習をまとめ、卒業、進学、進級できるようにしていきたいと思います。

 今年もよろしくお願いします。
 平成22年12月22日(水) 第7号
− 2学期が終わりました −
  
 4月から始まった3学期制の2学期が終わりました。

 2学期は、ゆきわり祭、修学旅行、学級や学年毎の校外学習、地域の方々との交流活動、上山小学校や上山高等養護学校との交流学習等楽しいことがたくさんありました。ゆきわり祭にお出でいただいた皆さん、修学旅行でお世話になったバス、鉄道、見学先、宿泊先等の皆さん、校外学習でご配慮をいただいた皆さん、一緒に活動していただいた河崎地区の皆さん、楽しい交流活動になった上山小学校や上山高等養護学校の皆さん、ありがとうございました。

 また、「特色ある学校づくり」の一環として演奏を聞かせていただいた、トリオ・アラモーレの皆さん、大悳の皆さん、箏慶会の皆さん、ありがとうございました。ピアノ・チェロ・ソプラノ、和太鼓、琴・尺八、生の色々な演奏を聞くことができました。ありがとうございました。そして、「スクールコンサート」でお出でいただいた山形交響楽団の大勢の皆さん、めったに聴けないオーケストラの迫力ある校歌の演奏、ありがとうございました。

 それから、今年もジャスコ山形南店の社員の皆さんがチャリティークリスマスということで来校してくださいました。サンタさんはもちろん大きなトナカイも一緒で、小学部のみんなで歌を歌ったり楽しい会を行いました。全体の会が終わってからは、各学級を回っていただきました。みんながサンタさんと握手することができました。今年は、とっても大きいミラーボールをプレゼントしていただきました。来年のクリスマスや光の活動に使わせていただきます。
 ラ・フランスのプレゼントもありました。毎年上山市皆沢の「時の果実」須田果樹園さんからいただいています。たくさんいただき、みんなで家へのおみやげにしました。大変おいしいラ・フランスでした。ありがとうございました。

 2学期も大変たくさんの方々からお世話になり本校の学習活動を内容豊かに進めることができました。ありがとうございました。

 また来年もよろしくお願いします。

 皆さん、良いお年をお迎えください。
 平成22年11月25日(木) 第6号
ー 「ゆきわり祭」が終わりました ー
  
 去年は、新型インフルエンザの流行があり、校内に見に来てくださる方を制限して開催した「ゆきわり祭」でした。今年はそうしたこともなく、安心して準備し、11月20日(土)にたくさんの方々からお出でいただいて盛大に「ゆきわり祭」を行うことができました。子ども達が楽しく笑顔でがんばっている姿をご覧いただくことができたのではないかと思います。
 保護者やご家族の方々だけでなく、交流校の上山小学校や上山南小学校の皆さん、地域の方々、卒業生の皆さん、以前本校に勤務された先生方からもたくさんお出でいただき、成長した活動の様子を見ていただくことができました。たくさんの皆様、ご来校ありがとうございました。
 去年と今年の「ゆきわり祭」から感じたことは、やはり「基盤は健康である」ということです。みんなが健康で元気なことが学校の様々な活動を支えます。これからも、全員の健康を第一に色々なことに取り組んでいきたいと思います。

 今年度のテーマは、「響け 私たちの思い 〜みんなで心を一つにして〜 」でした。このテーマの下、委員長の高等部3年荒木咲さんを中心に実行委員会を組織し、協力して準備をしてきました。みんなで心を一つにした証が、大きな楽譜となってステージに掲示されました。今、大きな楽譜は、東校舎への渡り廊下に掲示してあります。天井から床までの幅で、廊下いっぱいの長さです。学校にいらした際は、是非、音符に書いてある一人一人ががんばったことを、じっくりとご覧ください。

 幼稚部から高等部まで各学年の「ゆきわり祭」での活動は、自分のできることや学習したことを組み合わせて、みんなで一つのものに作り上げたという共通点があります。そういうところから、一人一人の学校での学習の様子がお分かりいただけたのではないかと思います。
 各学年の共通点はありますが、大きく分けて三つの傾向がみられたように思います。一つは楽器の演奏や劇の発表的なもの、一つは修学旅行の体験や調べたことの発表、そしてもう一つは模擬店のような活動です。学部毎にもこの三つの傾向が様々でした。今年3学期制に取り組んだ最大のテーマ「子どもにとって分かりやすい学校生活」を創りあげるためです。それにはどういった活動がふさわしいのか、自分たちだけでなく、ご覧いただいた方々からの「比較した見方」での意見等も参考になるのではないかなと感じました。
 また、今年の特徴は、縦割り班を積極的に活用したことだと思います。閉祭式の班ごとの発表活動は、今年整備された50インチテレビを体育館に10台置いて行った新しい試みでした。縦割り班の活動を年間通して充実させたいという大きな望みと新しい機器の活用の組み合わせでした。こうしたチャレンジがマンネリを防ぎ、子どもに応じた新しい方法を開発していくきっかけになることを実感しました。

 「ゆきわり祭」が終わって最初の登校日の今日は、欠席が二桁になっています。16日には、県から感染性胃腸炎の警報も出ています。これから本格的な冬を迎え、インフルエンザ等の流行もいつものように心配しなければなりません。
 こうしたものにかからずに、元気に2学期を終えられるように、健康でクリスマスやお正月が迎えられるように、健康観察、健康管理をより一層丁寧に行っていきたいと思います。

平成22年10月25日(月) 第5号
ー 1年間を折り返しました ー
  
 猛暑の夏は遙か遠くに行ってしまったようで、朝晩は寒く感じる日も増えてきました。気温の変化が大きく体調管理の難しさからか、一時期欠席が多くなっていましたが、今は落ち着いています。
 新型インフルエンザの流行もなく、今年こそは落ち着いて「ゆきわり祭」の準備ができそうです。「ゆきわり祭」は、11月20日(土)に開催します。この機会にぜひ本校においでいただき、子ども達のがんばっている姿をご覧いただきたいと思います。

 9月には、3つの学部の修学旅行を実施しました。それぞれの学部が、児童生徒の実情に応じて、行き先や活動・体験内容を考え実施しました。参加した全員が体調不調もなく、事故にもあわず元気に帰って来ることができ、本当に良かったと思います。健康安全を守ることは何よりも優先されるべきで、修学旅行もまずそのことから考えなければと思います。「○○○に行かせたい〜」「少々無理してもいいから〜」「去年も○○○に行ったのだから今年も〜」等、気持ちだけが先走っては安全な計画ができません。
 いま各学部では来年度の修学旅行の計画を作っているところです。前年度踏襲ではなく、毎年度変わる児童生徒の実情に応じた安全な計画を工夫しているところです。その中から少しずつ新しい取組も出てくるのではないかと期待しているところです。

 先日、県教育委員の方々の視察があり、長南教育委員長、小嶋・松村教育委員、相馬教育長が本校にいらっしゃいました。事務局から教育次長、義務教育課長、特別支援教育室長も同行されました。11時から13時までの2時間ほどでしたが、授業の様子や施設設備を実際にご覧いただいた後、若干私から学校の概要説明をし、最後に給食の様子もご覧いただきました。
 委員の方々からは、先生方の表情がとても良いこと、校舎がきれいだということ、寄宿舎も含めて衛生管理等がきちんとなされていること、在籍する子ども達の障がいの重複化の状況等の点に評価や感想をいただきました。当日特に改善点等のご指摘はありませんでしたが、後日事務局からご指導をいただきたいと考えています。
 教育委員の方々が来校されるということはそうあることではありません。県立学校の一つとして本校を実際に見ていただく機会を得られたことは、大変貴重なことですし、大変ありがいことです。理解の輪を大きくしていくことは、本校のように肢体不自由教育を担当する県内1校だけの学校にとってはとても大切なことです。どなたがいらしても同じですが、来校された方々が持つそれぞれの「周りへの影響力」に期待し、これからも丁寧な対応をしていきたいと考えています。

 市町村教育委員会からは、来年度の就学に関する相談が入ってきています。「まだ半年もある」のですが、来年度に向けては、「もう半年しかない」のかもしれません。あせらずに、年度当初に考えた「早く行きたくなる学校」「入れて良かった学校」「ここに在って良かった学校」へ近づくよう取り組んでいきたいと思います。


   平成22年 8月27日(金) 第4号
  ー 2学期が始まりました ー
  
 連日猛暑の報道が続いています。今年度は、「全国肢体不自由特別支援学校PTA連合会総会およびPTA・校長会合同研究大会 山形大会」を本校主管で行ったため、例年より少し遅い夏休み明けとなりました。それでもまだまだ暑い毎日です。子どもも大人も体調管理に充分気をつけて生活しなければなりません。

 第3号の最後に、「次の号では、全肢P連山形大会の成功をお知らせします。」と書いたので、今号では、この大会の閉会の際に「開催地校長あいさつ」としてお話させていただいたことを載せてみます。
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「開催地校長あいさつ」

 本研究大会の運営事務局校、山形県立ゆきわり養護学校の齊藤隆と申します。
 開催地校長として、一言お礼を申し上げます。

 昨年度の宮崎大会では、次期開催地校長として、宮崎の保護者の皆様、教職員の皆様に感謝を申しあげ、「学校に戻ってからのPTA活動や学校経営に還元していくことで、本研究大会の成果を具体化していきたい」と挨拶いたしました。それから1年が経ち、今日は、開催地校長として挨拶の機会をいただきました。

 ご参加の皆様、山形大会はいかがだったでしょうか。何か明日から活用できることやこれからを考えるきっかけになることを得ることができた研究大会だったでしょうか。

 お忙しい中ご参加をいただきましたご来賓の皆様、全体会・分科会でご指導をいただきました指導・助言の先生方、そして3日間にわたり熱心にご協議いただきました全国各地からの参加者の皆様、大変ありがとうございました。
 また、本大会の会員研修のために遠く福岡からお出でいただき、ご講演をいただきました九州大学の針塚先生、本当にありがとうございました。

 昨年度6月の校長会からずっと「1県に1校ですので」と、言い訳をしてきたのですが、本大会の開催に当たり、担当ブロックの東北・北海道地区の各学校PTAからは、格段のご配慮・ご協力をいただきありがとうございました。
 加えて東北地区の各学校PTAからは、分科会の運営担当等にもご協力をいただき、ありがとうございました。事務局本部のご指導のもと、東北・北海道地区の皆様からのご支援・ご協力をいただきながら、何とか無事開催できたというところが実感でございます。

 初日の下山調査官のお話、全国特別支援学校長会やPTA連合会からの情報提供等で、障がい者制度改革推進会議に関する学校教育や肢体不自由のある子どもの保護者の立場からの懸念が多く示されています。一方、私が先月参加した身体障がい者の会合では、挨拶や祝辞の中で、初めて障がい者自身の声で発言できた会議という高い評価が連続してありました。
 声を出せないでいる障がい者の声や現在の特別支援教育の制度のもとに行われている教育の目標や内容・方法の有効性という視点、急激なインクルーシブ教育への制度変更が行われた場合予想される小中学校等での教育の混乱等についての発信ももっと必要なのではないかと思います。
 そうしたことは、大会宣言にもありますように、ここにお集まりの保護者の皆様、各学校地域のPTAの機能等に委ねられているのかもしれません。我々肢体不自由特別支援学校関係者だけでなく、すべての特別支援学校関係者が一枚岩になれるのかどうか、その声が今世論をリードしようとしている方々に届くのかどうか。大きな分かれ目の時期が、いつ、どのような形で来るのか。今大会までの情報をもとに、医療的ケアの動向等も併せてもう一度それぞれが考えてみることが必要と思われます。

 何かと行き届かないところがあったにもかかわらず、大会運営にご協力いただきました参加者の皆様のお心遣いに改めて心からの感謝を申し上げ、開催地校長の挨拶といたします。

 来年度は、関東・甲越ブロックの神奈川大会です。山形とは正反対の都会と海の風が吹く横浜で、また皆様とお会いできることを楽しみに、併せて、神奈川大会が盛会となりますようご祈念申し上げ、山形大会のお礼の言葉といたします。

 皆様本当にありがとうございました。
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 大会の準備、運営を担当していただきました會田実行委員長(PTA会長)をはじめ本校PTA会員の皆様に感謝申し上げます。総勢500人という規模の大会でしたが、全国の皆さんが良い印象をもってお帰りになったのではないかと思います。

 ありがとうございました。

  平成22年 7月27日(火) 第3号
     ー1学期が終わります

 大きな事故や事件がなく1学期を終えることができます。この期間の皆様のご支援やご協力に感謝申し上げます。
 今年度は、これまでの2学期制から、子どもにとって「早く行きたくなる学校」=「楽しい学校」にするため、分かりやすい学校生活のある学校づくりをめざして3学期制にしました。その始めの学期、1学期が終わります。

 前号にも書きましたように、ゆきわりの一大行事、運動会を6月初旬に開催しましたので、プールの活動が長くできるようになりました。修学旅行や就業体験等も少し余裕をもって実施できました。今までのところ3学期制にした効果が出ているような気がします。 でも、一番大事なのは子どもにとって分かりやすくなったかということです。「夏休みまでは1学期で、1学期には楽しい○○がある。」というように区切りを感じ、期待感を持てるようにと考えた3学期制です。保護者の皆さんからも、ご意見を伺いたいところです。我々職員の反省は、30日に職員会議の中で行います。私たちの実感もそこでとらえられると考えています。

 去年の今頃は、新型インフルエンザが流行したらという心配から修学旅行を延期し、その後の学校行事等をこれからどうしていくかと不安な中で夏休みを迎えたという記憶があります。職員会議に11月のゆきわり祭の協議がありました。昨年度のようになった場合、延期できるかどうか等も含めた提案がありました。経験をもとにして予想される様々なことへの対応を想定した計画を立てなければなりませんが、こうした条件が重なってくると企画するだけでも相当な仕事が増えてくるというのが実感です。こうしたことをあらかじめ考えなくても良いようになることを望むだけです。

 梅雨明けと同時に猛烈な暑さがやってきました。皆さん、健康に注意して、楽しい夏休みを送ってください。特に、今年は、全肢P連の大会を本校が主管することになりました。その準備はもちろんですが、会期中の運営スタッフとしてたくさんの保護者の皆さんと一緒に仕事をします。そのために、夏休みを少し遅く始めて、遅く終わる日程としました。 いつもの夏休みと少し違います。よろしくお願いします。

 次の号では、全肢P連山形大会の成功をお知らせしたいと思います。

  平成22年 6月9日(水) 第2号
     ー新しい形の運動会ー
  
 6月5日土曜日に、今年度から始まった3学期制の始めの学期1学期の一大行事、運動会が終了しました。たくさんの保護者の皆さん、交流校の上山小学校の4年生の皆さん、地域の皆さん、卒業生の方々、ご声援たいへんありがとうございました。
 寒暖の差が激しく体調を崩しやすい日々が続いていました。前日も欠席が多かったので心配したのですが、前日よりは欠席も少なく、気温も暑くも寒くもない中で、運動会を行うことができました。新型インフルエンザの心配がなかったのも幸いでした。

 これまでの本校の運動会の特徴は、個人種目でした。子ども一人一人が違う競技を同じ時間に行うというものでした。一人一人の障がいの状態に応じるということから、こうした個人競技が続いていました。今年度は、この個人競技を見直すことにしました。
 一人一人の障がいの状態に応じるということは、これまでと同じです。この基本的な考え方で団体種目(縦割り班小中高チームによるリレー競技)ができないかを考えました。ボールを運んでかごに入れ、戻ってタッチという基本は全員同じです。でも、ボールは、材料や大きさ、重さ等一人一人違います。ドリブル、鞄に入れて、手に握って等運び方も様々です。かごへの行き方も、様々です。みんな違うけれど、みんなで協力して行う競技です。
 若い先生方の新しい発想とこれまで培った個への対応がバランスよく組み合わさって、新しい「ボール運びリレー」というとても良い競技が生まれたと思います。これから改良を重ねて、より子どもに合った競技にしていきたいと考えています。

 まずは、運動会が終わりました。赤組「勝利をつかめ!ファイアー!」、白組「栄冠は 白に輝く」のスローガンの下、自分ががんばり、みんなが協力した運動会の経験を、これからの各学部の修学旅行や全校で取り組むゆきわり祭に活かして欲しいと思います。

 閉会のあいさつの中でも申しあげましたが、新しい団体種目「ボール運びリレー」についてのご意見をいただきたいと考えております。担当が工夫を重ねて企画し、全員がこれまでのノウハウを持ち寄って作り上げた競技です。まだ改善の余地があるものと考えております。ぜひ、様々なご意見をいただきたいと思います。
 そうして、子どもが、より一人一人に応じた競技に挑み、一人一人が確実な達成感をもてるような運動会にしていきたいと考えています。
   平成22年 5月20日(木) 第1号
 − 今年度もよろしくお願いします 学校経営保護者説明会 −

 新年度になり、昨年度から待っていた県費による職員室のパソコン配備がほぼ完了し、私たちも自分の机上のパソコンから、このページを見ることができるようになりました。これを、全員で仕事がしやすくどう使っていくかが、大きな課題です。
   
 さて、新学期の初めに当たり、先日のPTA総会の前に開催いたしました学校経営説明会には、大変たくさんの保護者の方々にお集まりいただきありがとうございました。ご家族やご夫婦も含めて90名近くでしたので、半数以上のPTA会員の方々の参加があったと考えています。昨年度2回目の校経営説明会に比べると、倍以上の違いです。改めて感謝申し上げます。
 参加できなかった方もいらっしゃいますので、説明した中身の要点を中心にここに載せますので、ご一読ください。

1 職員と在籍する子どもの数について
 教職員数ですが、平成22年度も教職員の大勢の異動があり、非常勤等の職員15名も加えて、138名のスタッフとなりました。子どもの在籍は、4月8日の入学式で新入生33名を迎え、総勢117名となり、新しい子どもと新しい教職員とで、新しい年度のスタートをしたところです。

2 学級数等について
 これまで、高等部の重複障がい学級は、生徒数にかかわらず3学級となっていました。(もちろん生徒数に応じて教員の数も多かったのですが)これでは、今後の重複障がい生徒の増加傾向に対応できなくなるのではないかと思い、昨年秋頃から県教委からも指導をいただき、高等部重複障がい学級の在り方について考えて、小中学部と同じように3人で1学級をお願いしてきました。その結果、高等部でも3人で1学級を認めてもらいました。その結果、昨年度の重複障がい学級3学級から、7学級増えて10学級と大幅増になりました。その分教員も増えて、高等部の体制が大きくなりました。これが、学級等の変化では一番大きなものです。

3 高等部卒業生の進路先について
 昨年度(今年3月)卒業した生徒8名の進路状況は、進学は2名で、東北文教大学短期大学部1名、東北公益文科大学が1名です。入院を継続している方が1名、地域の福祉施設等に通っている方が5名です。

4 学校経営について(学校要覧をもとに)
(1) めざす学校像について
  今年度は、まず、最初に私達のめざす学校の像を、掲げました。
   1 子どもにとって :「早く行きたくなる学校」=楽しい学校
   2 保護者にとって :「入れて良かった学校」=信頼される学校
   3 地域にとって  :「ここに在って良かった学校」=センターとしての学校
 の3つとしました。
 そして、めざす学校像を実現するために、それぞれに対しどんなことをがんばるか、重点とするかを考えまとめました。
 1の子どもにとって「早く行きたくなる学校」=楽しい学校については、子どもが分 かりやすく見通しをもって生活をしやすい3学期制の学校生活づくりをすることにしま した。1学期に運動会、2学期にゆきわり祭、3学期は修了式、卒業式が大きな学校行 事になります。その間に、各学部最高学年の修学旅行が入ってきます。大きな行事が重 ならないように、一つの目標に向かって生活し、終わったから今度は何と次の目標に向 かえるように学校生活を組み立てていきたいと考えました。そのために、新しく校務分 掌に学校生活企画部という部を設け、子ども主体の3学期の学校生活を積極的に推進していきたいと考えました。
 さっそく6月5日に運動会を行いますが、これまでの個人種目に代えて、子ども一人一人に応じたやり方で、小中高一緒の縦割りグループで取り組む新しい形の団体種目を 考えているところです。子どもの集団作り等も考慮し、これまでとはちょっと違った運 動会を企画しているところです。
 2の保護者にとって「入れて良かった学校」=信頼される学校については、事故の未 然防止が中心になります。自分だけでなく周りからみてハッとしたことヒヤリとしたことをまとめています。こうしたことをたくさん集めて気をつけていけば、大きな事故、本物の事故にはつながらないだろうと考えています。またてんかん発作時の緊急対応等についても、保護者の皆様から情報をいただき、安全に生活できる学校をめざして取り組んでいるところです。
 もちろん、進路についても、関係機関との連携を密にして保護者の皆さんと歩調を合わせながら、将来の社会参加への支援をしていきたいと考えています。
 3の地域の学校や幼稚園保育所にとって「ここに在って良かった学校」=センターと しての学校についてですが、上山地区を中心とするこの地域にゆきわりの持っている力 をどんどん使ってもらって、ここにゆきわりがあってよかったと思っていただけるようにしていきたいということです。積極的に学校を公開し、情報を発信していきたいと考えています。5月21日にまず学校公開を行うことで、今準備に取りかかっているところです。
 最後に4その他として、今年単年度であるもので、1〜3の学校像には直接つながらないことをその他としてまとめました。一つは、冒頭にも書きました県費によるパソコ ンの配備です。これは、先生方が個人のお金で買ったパソコンに頼らない環境を作るということです。この整備が昨年度中ということでしたが、今年度にずれ込みました。も ちろん、そこには、個人のパソコンでは徹底できなかった情報の管理を徹底することが求められています。写真等の加増データの扱いも、安全に管理する必要が出てきます。直接的には、学級だより等がこれまでとは違ったスタイルになってきます。

(2) 学校の教育目標について
 大きなU番、今年度の学校の教育目標を、「伝えることができる人を育てる」としました。これは、学習指導要領の改訂、県が掲げる教育の目標だけでなく、個別の指導計 画等の目標や実際の授業の目標に、ほとんど共通の内容として、その子その子に応じた 伝えるという内容が掲げられていたからです。こうしたことから、私たち自身の共通する内容「伝える」をキーワードとして目標に掲げました。
 卒業した段階で、一人一人が自分の考えや気持ち、選択などを自分のできる方法で、相手に伝えることができる力を育てていくことが私たちの目標です。

(3) 私たちの基本的な姿勢について
  これまでの校長が掲げた「子ども一人一人の生命に畏敬の念をもち、丁寧な指導を」を共通の心構えとしてもつことや、「ゆきわり力=子どもの見えにくい成長を発見できる教育力」を研修で高めていくことはこれからも引き継いでいきたいと考えました。

5 その他
 その他ですが、医療的ケアの対象人数、処置数の増加に伴って、看護師の1名増員が認められ、1名増えた3名の体制ができました。また、保健室が、養教2名、看護師3名で、手狭なことから、保護者控え室、生徒会室として使っていたスペースを、医療的ケアの処置のスペースとして使用するため、事務部の迅速な対応で昨年度の予算により水回りの工事をし、新年度当初から医療的ケアで使用するスペースとして対応できるようになりました。
 これまでのPTA活動室として使用していただいていたスペースは、畳等もありますので、保護者控え室として利用いただき、その脇の空き教室に机いすを置いて、PTA活動室として使用していただけるようにしました。昨年度までとは違った場所となりますが、気軽に気持ちよく使える部屋として、お互いにルールを守りご活用ください。
 また、今盛んに地デジ化の宣伝が行われていますが、教室に設置されているテレビも一斉に地デジ対応テレビに変わりました。大変大きい画面のテレビが入りました。この新しい設備を有効に活用した授業も考えていきたいと思っています。


 おおまかに以上5つの内容が、先日の学校経営説明会でお話しさせていただいた内容です。このことを基本に、今年度のゆきわり養護学校を運営していきたいと考えていますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。
平成22年 3月10日(水) 第七号

 ありがとうございました。来年度もよろしくお願いします  −学校経営保護者説明会の補足−

 18日が卒業式、19日が修了式。今年度も、いよいよ終わりに近づいてきました。

 2月19日に、学校評議員の皆様から来校いただきました。学校・授業を参観していただき、学校経営の反省や来年度に向けての説明についてのご指導をいただきました。その中で、
 ・ 地域との交流活動を継続していることは良いが、ゆきわりの子ども達自身がもっと学校のある地域のことを学習すべきではないか。
 ・ 今、小中学校は、特別支援教育を欲している。ゆきわりの持つ力をもっともっと積極的に提供していくべきでは。
等のご意見をいただきました。
 地域に求める交流活動と同時に地域に出て行く交流活動も考えてみたいと思いますし、ゆきわりの持つ専門性をもっと積極的に地域にアピールしていきたいと思います。

 また、2月26日には、保護者の皆様への学校経営説明会を開催しました。下校や寄宿舎のお迎えに合わせて金曜日の午後に設定したのですが、参加してくださる方が少なく、来年度については、開催の仕方についてもう少し考えてみようと思います。(使用した資料については、全員に配布いたしましたので、ぜひご覧ください。)

 今回、お渡しした資料にないことも何点かお話しさせていただきました。その中で、一番保護者の皆さん、特に小学部の保護者の皆さんから聞こえてくる話題は写真についてです。私は、「授業中のデジカメ撮影=教員が1人1台のようにデジカメを持って、撮影しながら授業している。これは、普通ではないのではないか。」と申し上げました。何のためにかというと、学級のお便りだったり、年度末に保護者の皆さんにお渡しするアルバムのためだったりということです。教師が本来一番力を使わなければならないのは授業です。校長としては、安全対応も含めて授業中はカメラではなく子どもに向き合うこと、撮影後のデータ処理に取られる時間を授業や教材作りに向けていける環境を作っていきたいということから、お話をさせていただきました。ですから、「写真が減るかもしれません。」と申し上げました。1年間の学習のまとめを授業として子どもと一緒に行い、その結果子ども毎の楽しい姿の写真がまとまったアルバムができるというのであれば、子どもにとっても有効な授業中の活動ですが、どうもそうではないようです。お便りでも、不公平のない枚数や見栄えの良いレイアウト、それに吹き出しに言葉、放課後や家庭で相当な時間を費やしています。アルバムとなれば、もっともっと時間をかけています。この時間を授業に向けられるようにしていきたいということです。

 今度、県から教員にパソコンが整備され私物ではない公の機器を使うことになります。映像等の個人データも勝手に家庭に持ち出すということはできなくなります。そうしたことでも、これまでと条件が違ってきますので、ちょうど良い機会かなとも思いました。
 また機会をみて、お話しさせていただきます。

 ゴールデンウィークのあたりから、新型インフルエンザに振り回された感じの1年でした。あの騒ぎはどこに行ったのでしょうか。しかし、本校に在籍する子どもの特徴を考えれば、これからも、感染防止、拡大防止を第一に考え、慎重に判断しなければなりません。

 来年度は、この校長挨拶も、もっと数多く発信できるように努めたいと思います。これからも、よろしくお願いいたします。

 平成22年1月8日 第六号

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 昨年は、新型インフルエンザの感染防止ということから、修学旅行やゆきわり祭等大きな行事で、実施期日や内容の変更等を行いました。今は、報道等もあまりなく落ち着いていますが、今後どうなっていくのか気がかりなことです。大きな行事は、大勢の人がいる所に行ったり、大勢の人に接したりするので、やはり感染防止を第一に考えなければなりません。結果として、「やっておけば良かった。」ということもあるかもしれませんが、今年も慎重に判断していきたいと考えています。

 このHPにもありますが、「特色ある特別支援学校づくり」の事業として、専門性の向上をねらい、二つの内容について取り組んでいます。一つは、摂食に関すること、もう一つは身体や動きに関することです。それぞれについて、研修会を企画しました。教職員だけでなく、保護者を対象とする時間も設けています。講師の先生は、専門家(歯科医師)やベテラン(教員)の方で、分かりやすいお話が聞けるものと期待しています。二つの内容に関する研修図書もそろえました。また、摂食に関しては、様々な形、大きさ、素材の食器やスプーン等の現物も2セット購入し、実際に使ってみることができるようにしました。1月の給食週間に合わせて展示し、保護者の方々にも見てもらえるようにする予定です。在籍する子どもの状況の変化に応じて、これら二つのことがますます大切になってくると考えています。ぜひ、研修会へもご参加ください。

 さて、20日には、恒例の「だんごさし」があります。小正月の時期に、その年の豊作等を祈って催される地域の風習です。本校でも、毎年小学部の子ども達が楽しみに取り組んでいる活動で、今年も地域の方々のご協力をいただき一緒に交流活動の一環として行います。この活動が終わると、1年間の勉強のまとめ、そして、卒業を迎えます。

 まだまだ寒い季節が続きますが、夕方も日が長くなってきて、春を迎える準備をしています。インフルエンザが流行しないよう予防に努め、学校一番の行事である卒業式に影響を及ぼすことがないように祈りながら、残りの期間を充実したものにしていきたいと思います。
平成21年12月17日 第五号

ー ゆきわり祭が終わりました もう12月です ー
  
 新型インフルエンザの県内での罹患状況、周りの学校等での学級閉鎖等の対応の情報はたくさんありましたが、本校では発症者は0という日が続いていました。外部との接触の機会が少ないからかなと思っていましたが、少々遅れて本校でも発症者が出て、学級・学部、寄宿舎の閉鎖等の対応をしました。

 閉鎖等を行った場合は、1週間の間隔をおいて「ゆきわり祭」と考えておりましたので、開催日を年度当初計画の11月14日から27日に変更し、流行状況等も考慮し、罹患者のいる学年を不参加とし、保護者の方々のみへの公開として実施しました。感染拡大を防ぐということからの実施期日延期と規模縮小でした。ご了解ください。午後にしていたPTAのバザーやおやじの店の出店、河崎地区や上山小学校の交流の友達の来校等がなくなり規模は小さくなりましたが、各学部各学年毎に、それぞれが日頃の学習の成果を十分に発表することができ、それぞれの心に残る「ゆきわり祭」になったのではないかと思います。来年は、このインフルエンザの流行もおさまって、全員でたくさんの方々と一緒に楽しく盛大にゆきわり祭ができればいいなと思います。

 ゆきわり祭が終わってホッとしていたらもう12月で、今年の勉強も終わりです。クリスマスやお正月等季節、区切りの楽しいことが待っています。この季節や生活の区切りと学校生活の対応を考えたときに、2学期制よりも3学期制が良いのではないかという声が先生方からあがっていました。簡単にまとめれば、3学期の方が子どもの生活に応じた学校生活を作りやすいのではないかということになります。
 今、見直しの方向で、2学期制、3学期制それぞれのメリット・デメリットを出して学校全体としての考えをまとめているところです。3学期制に変わるにしても、「もどる」のではなく、3学期制の学校生活を「つくる」という気持ちがなかったら、この議論をする必要はありません。先週のPTA役員会で、役員の方々には、ここに記したような今の検討状況を説明いたしました。なるべく早く結論を出し、2月の学校経営説明会等で、保護者の皆さんにきちんと説明したいと考えています。

 大きな事故等もなく今年が終えられそうなこと、大変うれしく思っています。保護者の皆さんをはじめ、関係する皆様のご理解、ご支援、ご協力のおかげです。ありがとうございます。
 来年もよろしくお願いします。
平成21年 10月15日(木) 第四号
ー 東北肢体不自由教育研究大会山形大会を終えて ー
  
 県内でも猛威を振るっているインフルエンザですが、幸いにも本校での発症者は、子供も大人も0です。私自身は、シルバーウィークで、少々気が抜けたようなところもありますが、予防の注意はこれからも継続していかなければなりません。「うがい」「手洗い」をがんばりたいと思います。

 今回は、9月17〜18日(金)に本校会場で開催した「東北地区肢体不自由教育研究大会」について、書いてみます。

 この大会は、東北地区持ち回りで開催される研究大会ですので、山形県に1校しかない肢体不自由特別支援学校の本校には、6年に1回必ず回ってくることになります。1校で開催するのは大変な労力を要するのですが、研修の機会と考えれば、東北の他の学校より恵まれていると言うことができます。

 今回私達が意識して取り組んだことは、
 1 5つ全ての分科会でゆきわりの話題提起を行ったこと
 2 県内の特別支援学校だけでなく、特別支援学級担任にもお誘いをしたこと
の二つです。この取り組みについては、ご指導をいただいた文科省の下山特別支援教育調査官にも評価をいただきました。取り組んだことが評価されるのは、とてもやりがい、充足感があります。研修部を中心とした全員一体となった取組の成果です。

 1のように、全ての分科会で本校が話題提起を行ったのは、この「東北地区肢体不自由教育研究会」が形骸化することなく、これまでの歴史を引き継ぐには、各学校が校内研修や校内研究の一つのまとめを問う機会として、本研究会を活用することが必要と考えたからです。その意味で、分科会の構成をどうするかが大きな課題です。今回の持ち方が良かったのかどうか、本校にとっての大きなチェックポイントです。これからの本研究会を支える要件は、もっとはっきりと開催県や主管校が課題とする点を、各県各学校の先生方に問えるような分科会の構成ではないかと考えます。
 また、2については、今回の研究会をきっかけとして、県内の肢体不自由教育についてのネットワークができればと思います。これからも、共に肢体不自由教育、重複障害教育について研修を深めていけるように、積極的に私達の研修の機会を公開していきたいと考えています。

 これからも、本校で開催する様々な会があります。せっかくの機会をどのように有効活用できるのか。徒労感、疲労感で終わるイベントにはしたくない。どうせやるなら、少しでも実のあるものにと考えています。
平成21年 9月10日(木) 第三号
ー 卒業生の話 ー
  
 夏休みが終わり、朝晩は涼しすぎるくらいの日も出てきました。山形の芋煮会、北海道の紅葉前線と秋の話題が多くなってきました。みなさんの周りの秋はどうでしょうか。

 全国的に見ると、夏休みが終わり新学期の始まりになる9月1日を境に、新型インフルエンザ感染拡大のニュースも毎日のように報道されています。多くの人は重症にならずに終わっているようですが、基礎疾患のある人などは、重症になる危険性も言われており、感染を予防する生活が大切になります。特に、本校に学んでいる子どもは、病気があったり、体調が悪くなりやすかったりするので、一層注意して生活する必要があります。
 学校でも、予防の基本「うがい」「手洗い」等について、保健室たより等で何回かお知らせしています。簡単そうでなかなかしっかりできないのが「うがい」「手洗い」です。予防、感染拡大を防ぐために、意識した行動が必要です。

 今回は、9月4日(金)に行われた「高等部卒業生講話」について、書いてみます。

 お話をしてくださったのは、今年3月に本校高等部を卒業した渡部隼斗さんです。
 渡部さんは、高畠町にお住まいです。卒業後、米沢市にある「なごみ〜る」というところで働いています。パソコンに数字を入力して「なごみ〜る」で作って販売しているお菓子の売り上げ伝票を作る仕事を中心にがんばっているとのことでした。(とてもすばらしいお話だったので、進路指導部の方で、1週間の生活や1日の仕事の仕方等詳しい話の内容も含めて、「進路だより」に載せる予定ですので、そちらをご覧ください。)
 私は、ちょうど3年ぶりに渡部さんにお会いしました。「大人になったな」というのが、印象です。話がきちんと組み立てられていて分かりやすかったこともありますが、話の内容がとてもすばらしかったからです。その中で一番印象に残っているのが、「高等部2年の時に先生から、『できることと、できないこと』をしっかり考えなさいと言われたこと。」「その言葉から『自分の姿を見つめ直した』こと」という内容です。自分を自分の向こう側に置いて、しっかり見ることができる力はとても重要な力です。自分を振り返ると、客観視や反省が失敗の言い訳になってしまう場合が多いような気がします。
また、渡部さんの話に、「お母さんや先生と何度も話し合った」ということもありました。自分の考えと周りの大人の考えを比べたり、合わせたりして考えられる力もすばらしい力だと思いました。話している姿も落ちついていて、とても自信があるように見えました。今の生活が充実している証かもしれません。
 学校にいらしていた何人かの保護者の方も、渡部さんの話を聞いてくださいましたが、多くの保護者や教員がこうした機会を作ることも必要かなと感じました。

高等部を卒業して進む道は、生徒一人一人違います。どういう選択をすれば幸せにつながるか、小さいうちからの情報収集と話し合いが大切のようです。
 渡部さん、ありがとうございました。
平成21年7月21日 第二号
ー 運 動 会 ー
  
 今年度が始まって3か月経ち、もう1/4が終わってしまいました。2学期制を実施している本校では、学期末ではありませんが、今は夏休みに向けて学習のまとめをしているところです。

 今年度の始めの時期の話題は何と言っても新型インフルエンザだったと思います。報道によって振り回され、危機感が増幅されたのではないか、自分もそれに乗ってしまったのではないかという感じを持ちました。まったく知識のない分野のことだけに、判断の妥当性や適時性に不安があります。結局、5月27日〜28日に計画していた高等部の修学旅行を、延期することにしました。一部の保護者から予定通りの実施であれば参加を見合わせたいという不安の声等も寄せられていましたので、そうしたこともあわせて考えました。

 できるだけ短い期間でこのページも更新したいと考えてはおりましたが、実際にとなるとなかなか難しいものです。今回は、ゆきわり養護学校の2大イベントの一つである「運動会」(もう一つは「ゆきわり祭」)について、書いてみます。

 運動会は、6月27日(土)に行いました。本校の運動会の特徴は、個人種目です。子ども一人一人が違う競技を行うというものです。一人一人障がいの状態が違いますので、今できるところ、もう少しでできそうなところを教員が組み合わせて競技を作り、目標タイムを定めてその達成・更新に挑むというものです。また、団体種目もあります。ラグビーボールを円の真ん中のゴールドゾーンめざして転がす「めざせ!ゴールドゾーン」には、保護者の方々も参加し、一緒に挑戦しました。個人種目は、ほとんどが目標タイムをクリアしました。団体種目もかなり真剣に、白熱したものになりました。これも、ご家族の方々はもちろんですが、交流活動を行っている上山小学校の友だち、河崎地区の方、木村上山市教育長様、佐藤総合療育訓練センター事務局長様等から大変たくさんの方々から応援をいただいた結果です。ありがとうございました。
 これからの学校生活の中でも、赤組「We are burning ゴールをめざせ一直線」、白組「白いキセキ、めざせ優勝」のスローガンの下、一人一人が精一杯がんばり、みんなが協力した運動会の経験を活かして欲しいと思います。

 開会のあいさつの中でも申しあげましたが、個人種目についてのご意見をいただきたいと考えております。個人種目については、担当が工夫を重ねて作り上げた競技ではありますが、まだ改善の余地があるものと考えております。ぜひ、様々なご意見をいただきたいと思います。そうして、子どもが、より一人一人に応じた競技に挑み、一人一人が確実な達成感をもてるようにしていきたいと考えております。

 今年度、優勝カップと準優勝盾が新しくなりました。3月に本校で退職された黒木前校長先生が、記念にとプレゼントしてくださったものです。両方とも、今までのものよりピカピカで、ずっしりと重い大変立派な品物です。ありがとうございました。黒木杯として、大切に使わせていただきます。


 平成21年4月30日 第一号

 ゆきわり養護学校は、昭和57年の独立発足以来27年目を迎える本県唯一の肢体不自由教育を担当する特別支援学校です。平成11年に新校舎が完成し、幼稚部から高等部、寄宿舎まで同一校舎で一緒に学習、生活できるようになってから、今年度でちょうど10年を迎えます。

 本校の特徴は、県総合療育訓練センター(以下センター)につながっていることです。センターに入所、入院している子どもの教育の場であることはもちろんですが、通学の子どもの健康管理や医療的ケアの研修などもセンターとの連携により行っています。
 これからも、保護者の方々やセンターを始めとする医療機関、子どもの居住する地域の福祉関係機関等との連携を図り、教育の質を一層高めていきたいと考えております。学校教育の骨の部分である授業については、私たちの掲げる「ゆきわり力(=幼児児童生徒の見えにくい成長をも発見できる教育力)の発揮」により、改善を図ってまいります。
 このホームページにより本校の教育活動に関心をもっていただき、皆様の様々な角度からのご感想やご意見をお寄せいただければ幸いです。